先日、Spotifyで気になったジャケットがあり、積んでたアルバムがあったのですが、聴き終わったのでレビューしたいと思います。Yukie(ユキエ)の『LOVE AFTER LOVE』なのですが、今の私には非常に良かったです!

Yukieは、1997年にフォーライフ・ミュージックエンタテイメント内のGÜT(グート)レーベルからデビューした、R&B/ヒップホップ系の女性シンガー・ソングライターです。このグートというレーベルは、坂本龍一が1994年にフォーライフ・レコードへ移籍した際に設立したもの。そこから全曲の作詞・作曲を本人が手がけた1stアルバム『LOVE AFTER LOVE』が世に出ました。 そんな彼女の半生やディスコグラフィなどの伝記をまとめさせていただきました。

バイオグラフィ

残念なことに、Yukieの本名・生年・出身地・デビューの発掘経緯は、まったく確認できませんでした。彼女が残した作品と、そのクレジットだけはかろうじて見つけられたので、わずかな情報を西暦順に並べました。

1997

3月21日、1stシングル「いっぱい手をつないでね」をリリース。

1997

5月21日、2ndシングル「ふれるといつもあたたかいもの」をリリース。

1997

6月21日、1stアルバム『LOVE AFTER LOVE』をGÜT/フォーライフからリリース。

1997

10月1日、シングル「幸せな気持ちになりましょう」をリリース。

1998

2ndアルバム『Baby Pink』をリリース。

おすすめディスコグラフィ – 「LOVE AFTER LOVE」

やはり語るべきは1stアルバム『LOVE AFTER LOVE』。

全10曲、捨て曲なしと言っていい一枚ですが、個人的には1曲目の「どんな風なやり方をして」があまりにも良かった。

仕事も私生活も、何もかも上手くいっていないここ最近。先日29歳の誕生日を迎え、今年の目標に「今までの人生を振り返ってみる」を掲げた矢先、この曲に出会いました。

本当に、今まで私ってどうやっていろんなことをやってこられたんだろう。

そんな気持ちを、まるで代弁してくれているような曲です。

メロウなR&Bに、Yukieのややあどけなさを残しながらも芯のある声。ジャケットの彼女にはAmy Winehouseを彷彿とさせる面影もあり、ACOを思わせる声質も個人的に好み。音楽的にもビジュアル的にも、いろいろなところに惹かれます。

しかも、作詞も自分で手がけているというのがまた良い。

名だたる作詞家が手がけた作品も好きですが、シンガーソングライターの言葉には、等身大というか、本人の感情がダイレクトに届くような魅力がある。そういうところにも惹かれます。

1曲目が私的にあまりにも良すぎて、正直、他の曲が霞んでしまったほど。

とはいえ、森俊彦によるゴリゴリのR&Bプロダクションは聴き応え十分。当時としては先行きすぎた感性のテイストに、日本語のメロディーが乗る感じもたまりません。

今の自分にとっては、まさに出会うべくして出会った一曲でした。

所感

いかがでしたでしょうか?

Yukieは、 「ディーバ系R&Bのはしり」でありながら、時代がまだ彼女に追いついていなかった不遇のアーティストだと思います。1997年という早すぎたタイミング、そして良くも悪くも「全曲が似た質感」というアルバムの一貫性が、当時のセールスには結びつかなかったのかもしれません。

ただ時代を超えて、こんな私に生きる楽しみと活力を与えてくれたアーティストとして、とても感謝してます。

ご拝読、ありがとうございました!

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