今回、ご紹介するのは、デニース・ウィリアムズ。
明るいソプラノボイスが印象的なシンガーです。

彼女について、私自身の備忘録と見識も深めるために、彼女の半生やディスコグラフィなどの伝記をまとめさせていただきました。

バイオグラフィ

1950

アメリカ・インディアナ州ゲーリーに生まれる。
ゲーリーは、Michael Jacksonらのジャクソン・ファミリーの出身地で有名。

父は牧師、母は聖歌隊で、ゴスペル音楽の中で育つ。

[1950年の歴史を振り返る]

世界

  • 朝鮮戦争勃発
  • レッドパージ

日本

  • 1000円札発行(聖徳太子)
1968

看護師、または麻酔科医を志し、大学に通う。

学生の傍ら、電話会社、病棟事務員として働き、時にはアルバイトでクラブで歌ったりもした。
彼女いわく、「クラブで歌っているときが一番楽しかった」と語っている。
[18歳]

1975

Stevie Wonderのアルバムのバックコーラスとして出演するなど、歌手としての経験を積む。

その後、コロンビア・レコードと、Earth, Wind & FireのMaurice Whiteが設立したカリンバ・プロダクションと契約する。

1976年にファースト・アルバム『This Is Niecy』をリリース。
収録曲『Free』は、UKシングル、ビルボードR&Bソング等で上位を記録。[25歳]

1978

Johnny Mathisとのデュエット、『That’s What Friends Are For』をリリース。
ビルボード、ホット・ソウル、アダルト・コンテンポラリーチャートで1位。[28歳]

[実は、あの人も同い年]

海外

  • Emilio Estefan(Miami Sound Machineのプロデューサー。妻はGloria Estefan)
  • Stevie Wonder
  • Patti Austin
  • Natalie Cole
  • Walter Becker(Steely Danのメンバー)
  • Karen Carpenter(Capentersのボーカル)

国内

  • ジュディ・オング
  • 志村けん
  • 和田アキ子
  • 八代亜紀
  • 由美かおる
  • イルカ
  • 久石譲
1980

各アルバムで、最低でも感動的な1曲を生み出してきた彼女だったが、1980年以降、ゴスペルソングに路線を変更していく。[30歳]

1987

1987年、『Water Under the Bridge』を10枚目のアルバムとしてリリース。
ビルボードR&Bチャートでは、39位を記録。[37歳]

2007

2007年以降、その後も作品をリリースし続け、
2021年には、『Woman Song Writers Hall Of Fame』(女性ソングライター殿堂)に選ばれる。

2023年には、ジャマイカ・キングストン市の名誉賞も受賞している。[57歳]

おすすめディスコグラフィ

『Love Songs』- 2000

コンピレーションアルバムですが、Deniece Williamsを初めて聴く方にはオススメしたい作品。
彼女のソプラノボイスに合った曲が詰まっていて、胸を打つ曲がたくさんあります。


私は、2曲目に収録されている『You’re All That Matters』が一番好きです。
心をギュッとさせてくれます。

『Let’s Hear It for the Boy』- 1984

タイトルトラックとなっている『Let’s Hear It for the Boy』は、映画『Footloose』のサウンドトラック。
本業はミュージカル俳優だろうなというイケイケなボーイズが登場する世界観のMVです。
ちなみに、一番最初に登場する男の子は、Idina Menzelの旦那さんであるAaron Lohrらしいです。

バックコーラスには、Whitney Houstonの『How Will I Know』、『I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me)』を作詞した、デュオグループBoys Meets Girlの二人が歌っているそうです。

このアルバムだと『Next Love』がカッコいいダンスナンバーで、綺麗めな歌が多いDeniece Williamsから意外性があって好きです。

[1984年ヒットソング回顧録]

海外

  • 『When Doves Cry』 – Prince
  • 『Against All Odds (Take a Look at Me Now)』 – Phil Collins
  • 『Ghostbusters』 – Ray Parker Jr.
  • 『Karma Chameleon』 – Culture Club

国内

  • 『つぐない』 – テレサ・テン
  • 『桃色吐息』 – 高橋真梨子
  • 『2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-』 – 郷ひろみ
  • 『お久しぶりね』 – 小柳ルミ子

洋楽ジャム – 1984年ヒット

JoySound – 1984年ヒット

アルバム『This is Niecy』のオマージュ

もしかしたら、この人も好きかも?

もし「ソプラノ系で好きな歌手は誰?」と聞かれたら、Deniece WilliamsとStacy Lattisawを挙げるので、
Stacy Lattisaw好きなんじゃないかなと思います。

双方、ピュアな歌い方をしつつ、ソウルな歌い方をするので、定期的に聴きたくなっちゃうんですよね。

所感

今回、第二稿目にはDeniece Williamsをご紹介させていただきました。

Wikipediaって、すごいですよね。
当時を生きてきた方が書いているんでしょうけど、私の知らないことを書いててくれて頭が上がらないです。
読むたびに新しい知識と音楽に出会えるから、定期的にインプットしていきたいものです。

ご拝読いただいた皆様、ありがとうございました。
今日も良い音楽に出会えますように。

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