当ブログの初稿に選出させていただいたのは、私が崇拝するフィリス・ハイマン嬢。
彼女について、私自身の備忘録と見識も深めるために、彼女の半生やディスコグラフィなどの伝記をまとめさせていただきました。

バイオグラフィ

1949

アメリカ・ペンシルベニア州・フィラデルフィアで、7人兄妹の長女として生まれる。

[1949年の歴史を振り返る]

世界

  • 中華人民共和国成立
  • ソ連、原爆保有を公表

日本

  • マッカーサー,日の丸の自由使用許可
  • 東京消防庁,火災専用電話119番を設置
  • 初の「母の日」
1976

音楽グループでの巡業や、映画『レニー(Lenny)』に出演するなどの芸能活動を通し、レコード契約。

ニューヨークのクラブで活動しているところを、Norman Connersに抜擢され、彼のアルバム『You Are My Starship』に出演。(同アルバムには、Michael Hendersonも共演。)
[27歳]

1978

アリスタレコードより、アルバム『Somewhere in My Lifetime』をリリース。
タイトルトラックは、Barry Manillowがプロデュース。

次作のアルバム『You Know How to Love Me』では、R&Bチャート20位を記録。

同時期、マネージャーと結婚。

また、コカインの使用をはじめる。[29歳]

1981

ミュージカル『Sophisticated Ladies』で、最優秀女優賞にノミネート。

その後、映画のサウンドトラックやテレビCMに出演し、The WhispersThe Four Topsらのゲストボーカルとして活動した。[32歳]

[実は、あの人も同い年]

海外

  • Bonnie Raitt
  • Steve Perry(Journey)
  • Billy Joel

国内

  • 高橋真梨子
  • 上田正樹
  • 松本隆
  • 葛城ユキ
1991

彼女最大のヒットアルバム『Prime Of My Life』では、初のビルボードチャート100にランクインを果たした『Don’t Wanna Change The World』を収録。[42歳]

1995

6月30日、アパートの寝室にて睡眠薬とウォッカの過剰摂取で遺書と共に亡くなっている姿が発見された。[45歳]

おすすめディスコグラフィ

『Phyllis Hyman』- 1977

「地より這い出るような情念」を感じさせる、私の大好きなデビューアルバム。
一方、彼女の歌唱力・表現力の高さに脱帽する一枚でもあります。

『No One Can Love You More』は、イントロから聴いている人を、所謂「イイ女」にしてくれます。
聴いている人に自然とため息をつかせてくれる、そんな一曲です。

心の雑巾をギュッと絞りたいときに聴いていただきたい曲が『I Don’t Want to Lose You』。
27か28歳そこらで、どういう人生を歩んで来たらこんな歌が歌えるのでしょうか。
私もそんな体験してみたいものです。

[1977年ヒットソング回顧録]

海外

  • 『Tonight’s the Night (Gonna Be Alright)』 – Rod Stewart
  • 『I Just Want to Be Your Everything』 – Andy Gibb
  • 『Best of My Love』 – The Emotions

国内

  • 『津軽海峡・冬景色』 – 石川さゆり
  • 『秋桜』 – 山口百恵
  • 『想い出ぼろぼろ』 – 内藤やす子

洋楽ジャム – 1977年ヒット

JoySound – 1977年ヒット

『Somewhere In My Lifetime』- 1978

デビューアルバム『Phyllis Hyman』と比べると、だいぶ「可愛らしい」印象を受けるアルバム。
Barry Manillowがプロデュースした『Somewhere in My Lifetime』が収録。

収録されている『Be Careful (How You Treat My Love)』は、私が歌手になることがあったら、真っ先にカバーしたい曲です。

歌詞自体、英検3級しか持ち合わせていない私でも分かる内容ですが、
そのシンプルで分かりやすい内容だからこそ、理解しやすく、感情移入しやすいです。

ムーディーでメロウな『The Answer Is You』もおすすめ。

[1978年ヒットソング回顧録]

海外

  • 『Shadow Dancing』 – Andy Gibb
  • 『Night Fever』 – Bee Gees
  • 『You Light Up My Life』 – Debby Boone

国内

  • 『かもめが翔んだ日』 – 渡辺真知子
  • 『みずいろの雨』 – 八神純子
  • 『勝手にシンドバッド』 – サザンオールスターズ

洋楽ジャム – 1978年ヒット

JoySound – 1978年ヒット

『Can’t We Fall in Love Again?』 – 1981

タイトルトラックがMichael Hendersonとデュエットしているアルバム。
このあたりから、ダンスミュージックが印象強くなってきた印象です。

『I Ain’t Asking』は、ブラスのイントロで惹きつけるダンスミュージック。
1981年でこのオシャレなメロディーが生み出されていたと思うと、鳥肌が立ちます。
それに、Phyllis Hymanにどんな歌を歌わせても、やはり上手いですね。

ちなみに、同アルバムに収録されている『Sleep On IT』。
こちらも同じくダンスナンバーですが、オリジナルはChaka Khan(1978)。
それも相まってか、フィリス・ハイマンのリズミカルな曲の中では、一番好きかもしれません。

[1981年ヒットソング回顧録]

海外

  • 『Endless Love』 – Diana Ross & Lionel Richie
  • 『Celebration』 – Kool & the Gang
  • 『Just the Two of Us』 – Grover Washington Jr.

国内

  • 『悪女』 – 中島みゆき
  • 『ルビーの指環』 – 寺尾聡
  • 『雨の慕情』 – 八代亜紀

洋楽ジャム – 1981年ヒット

JoySound – 1981年ヒット

アルバム『Phyllis Hyman』のオマージュ

もしかしたら、この人も好きかも?

後々書く予定ではありますが、Angela Bofillがオススメかもしれません。
声質こそ違いますが、曲のジャンルは似ているような気もします。
それに、Phyllis Hymanと一緒に歌っているライブ映像もアップされていたような。

日本人だと、ちあきなおみが好きかもしれません。
声質も近いものがありますし、歌の根底にある「ソウル」の方向性的なところは、同じものを感じます。

所感

今回、第一稿目にはPhyllis Hymanをご紹介させていただきました。

改めて聴きなおしてみると、良い曲ばかりでした。

また、「同い年のアーティスト」・「同年のヒットソング」等も絡めて執筆してみましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身、「このアーティスト同い年だったんだ」や、「同じ時代であっても、ここまで音楽に違いがあるのか」と、新たな「驚き」と「発見」がありました。意外と面白かったです。

ご拝読いただいた皆様、ありがとうございました。
今日も良い音楽に出会えますように。

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