バーバラ・メイソンは、1947年8月9日にペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれたアメリカのソウルシンガーです。10代の頃からソングライターとして音楽キャリアをスタートさせ、「Yes, I’m Ready」(1965年)などのヒット曲で知られています。彼女の音楽は、恋愛や人間関係の複雑さを感情豊かに表現し、フィリー・ソウルのパイオニアの一人として評価されています。現在もパフォーマンス活動を続けており、その音楽は現代のR&Bアーティストにも影響を与えています。 そんな華麗な経歴を持つ、彼女の半生やディスコグラフィなどの伝記をまとめさせていただきました。
バイオグラフィ
8月9日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれる。
「Come to Me/Girls Have Feelings Too」をリリース。
18歳で「Yes I’m Ready」をレコーディング。初のヒットとなり、Billboard R&Bチャートで2位、US Cash Box Top 100で3位、US Billboard Hot 100で5位を記録。カナダのトップシングルチャートでも12位にランクイン。この曲はバーバラ自身が作詞作曲したもので、2回のテイクでレコーディングされた。レコーディングには、後のフィリー・サウンドの主要人物となる Kenny Gamble も参加していた。
Curtis Mayfieldの「Give Me Your Love」をカバーし、R&Bチャートで9位を獲得。
「Another Man」をリリース。同性愛の男性と付き合う女性を描いた内容が物議を醸す。
おすすめディスコグラフィ
Yes, I’m Ready
「Yes, I’m Ready」は1965年5月にリリースされ、Barbara Masonの鮮烈なデビューを飾ったアルバムです。でも、今回紹介するのは1980年リリース?調べてもちゃんとした情報出てこなかったのですが、Spotifyだと1980年リリースでした。
表題曲「Yes, I’m Ready」はビルボードHot 100で最高5位、R&Bチャートで最高2位を記録し、多くのリスナーを魅了しました。アルバム全体はSmooth SoulやSoulを基調としたサウンドで統一され、耳当たりの良いメロウナンバーが豊富に並んでいます。Barbara Mason自身のハスキーで泣きのある歌声は、一音一音に深い感情を宿し、聴く者の心を強く揺さぶります。
豊かなストリングスとコーラスアレンジが楽曲に華やかさを添え、当時の“Philly Soul”サウンドを象徴する甘美な雰囲気を生み出しています。
また、James Ingramがバックコーラスで参加しており、その厚みのあるハーモニーが楽曲にさらなる奥行きを与えています。プロデューサー兼ベーシストのButch IngramをはじめとするIngram一族のメンバーが要所を固め、アルバム全体に統一感とグルーヴをもたらしています。
バラードからミディアムテンポのナンバーまで、多彩な楽曲構成はBarbara Masonの表現力を余すところなく引き出しており、洗練されたサウンドプロダクションも光ります。
その音楽的完成度は後に多くのアーティストにカバーされるほど高く評価されており、オリジナルはPhantogramにもサンプリングされています。発売から50年以上を経た今も色あせないBarbara Masonの存在感とアレンジの妙は、R&Bファン必携の名盤と言えるでしょう。
所感
いかがでしたでしょうか?
Barbara Masonは夜遅くの時間にぴったりの甘美なスウィートソウルを体現するアーティストかなと思います。私の眠れない夜のプレイリストに入ってます。
Curtis Mayfieldがプロデュースした「Give Me Your Love」のカバーは1973年にポップチャートとR&Bチャートのトップ10入りを果たし、彼女が有名になるきっかけになった曲ですが、そのMayfield作品のもう一つの名曲「I’m So Proud」(The Impressionsがオリジナル)もカバーされており、これが結構私的には1位を争うくらい良い曲です。必聴です。
私自身ハスキーな歌声に魅了されやすい性質があり、「普通に好き~」くらいだったのですが、1984年の「Another Man」はLGBTQA+をテーマにした楽曲だったことを知ったときは、「またか…」と思ってしまいました。私の遺伝子はゲイが好きな女神の歌声に惹かれるようにできているのでしょうか。
1975年のPam Grier主演映画『Sheba, Baby』のサウンドトラックにも楽曲提供・コーラスで参加しているみたいで、その映画もぜひ観賞したい作品です。
ご拝読いただいた皆様、ありがとうございました。今日も素敵な音楽に出会えますように。

